プロジェクトに参加表明をいただいた方々、熱い激励をいただいた方々に心より感謝します。
2011年1月24日のブログで発表した「Facebookファンページガイドブックプロジェクト」はプロジェクトメンバーが内定しましたので、企画を発表した当日にお話のあった株式会社毎日コミュニケーションズ 出版事業本部 編集第3部の角竹輝紀部長に企画書を提出させていただきました。
真剣に社会を変えたいので企画書の全文をこのブログに公開します。読んでください。
このプロジェクトは今後も差し障りのない範囲は公開とさせていただき、書籍がどのように作られるかを随時レポートしていきたいと思います。
※差し障りのある部分は伏せ字または割愛させていただきました。
Facebookファンページガイドブックプロジェクト企画書
Facebookに未来がありファンページに需要がある以上、技術者を育成するまともな書籍を世に出す必要がある。
Facebookは世界中で6億人以上のユーザーを世界最大のソーシャルネットワークです。日本でも200万人のユーザーがあり、話題性は日々高まり、参加者もじわじわと増えています(Socialbakers)。「ソーシャルメディア関連の予算も大企業では過半数が300万円以上の予算を確保(Web担当者Forum)」とソーシャルにかける大企業の熱意は高く、Facebookのファンページに対する期待も高いものがあります。
しかしながらファンページにおいては、あまりに海外と国内のレベル差は著しく情報は乏しく曖昧なものであり、今後のFacebookの需要と社会的効果を考慮すれば、しっかりとしたファンページを作るためのガイドブックが必要であると強く感じました。この書籍の位置づけを単なるガイドブックとしてでなく新たな需要を満たす技術者育成のための書籍とさせていただきます。
※ソーシャルメディアへの300万円の投資効果は従来の広告に換算すれば計り知れないものがあることは容易に想像がつくかと考えます。
◆ターゲット
ファンページを作るWebクリエイターの人をターゲットにしますが、質の高いファンページは発注側と受注側の両者によってはじめて制作が可能となるものです。よってWeb担当者の方も読める内容とします。
◆本書の目的
日本のWebクリエイター、Web担当者にファンページを正しく理解してもらい。ファンページをこれから作るWebクリエイターにも、高度なファンページが作れるようにすること。
単にファンページガイドブックとしての技術書に終わらず、ファンページを学ぶ人すべての人たちの教科書とする内容とすることを目的とします。
◆競合書籍との個別化
ニーズは日々高まっています。先手必勝!とばかりに、いち早く形になるファンページガイドブックも出ることでしょうが、それらの本との個別化は、グローバルな視点に基づくファンページを作る意義から、本書が始まること。次にこれ以上考えられない執筆者によるクオリティです。
なぜ?ファンページなのかをグローバルな視点で書かれた第1章、システム言語に堪能かつわかりやすい解説を書き慣れた人々による第3章、4章。著名クリエイターによるファンページの競演を描いた第5章。本書の売りは他に類をみない高いクオリティです。
本書は先手必勝とばかりに少人数で一気に書いた書籍には決して真似のできないものになることでしょう。やれるものならやってみろという熱い気持ちで臨みます。
◆書籍仕様
オールカラーで装丁のちゃんとしたセンスのよい本にしていただきたいと願います。
- B5変型、288ページ、オールカラー
- 価格:2800円~3000円+税
- 初刷り部数:3500部
上記あくまでも希望です。
◆構成
※各章表紙、コラム含む
- ファンページとは? 48ページ
- ファンページの作り方 16ページ
- FBMLリファレンス 112ページ
- Facebookアプリの活用 16ページ
- ファンページサンプル10 80ページ
- その他 16ページ
※各章の間はコラムと表紙が入ります。
◆各章概要および著者予定者
※著者は順不動敬称略、書簡および口頭で承諾はいただいてます。
第1章:ファンページとは?
Webクリエイターだけでなく発注側の人に正しく理解していただくため、従来のWebクリエイター本にはない切り口で第1章を始めます。ファンページとは何か、どのように利用されているのか、どう使うべきかを、海外事情に詳しいソーシャルメディアの専門家の方々に海外事例を含め書いていただきます。
- 蒲生トシヒロ
http://www.facebook.com/toshihiro.gamo
※僭越ながら序文書きます。 - 竹村詠美 Orinoco株式会社 チーフ・マーケティング・オフィサー (CMO)
http://www.facebook.com/emitakemura - 大元隆志
http://www.facebook.com/takashi.ohmoto - マクラケン直子 Automattic Inc., HapinessEngineer
http://www.facebook.com/naokomc - 渡辺泰宏 アメリカ在住のビジネスコンサルタント
http://www.facebook.com/jajiyas
第2章:ファンページの作り方
ファンページの作り方をわかりやすく解説します。
- 5章の著者のいずれかないし蒲生が担当
第3章:FBMLリファレンス
言語こそ違いますがFBMLはMovable Typeで言えばタグのようなものです。この章はタグリファレンスを書き慣れている、Movable Typeの著名エンジニアの方々にFBMLのリファレンスを担当していただき、初めての方にわかりやすく書いてもらいます。また、Webデザイナーの方がファンページを作る時点のスキル不足はこのチームで埋めてもらいます。
- 藤本壱 テクニカルライター
http://www.facebook.com/hajimefujimoto - 荒木勇次郎 小粋空間
http://www.facebook.com/yujiro.araki - 伊藤紀之 有限会社トゴル 代表取締役
http://www.facebook.com/nori.togoru - 柳谷真志 Linker
http://www.facebook.com/mersy - 奥脇知宏 かたつむりくんのWWW)
http://www.facebook.com/profile.php?id=100001789513690
第4章:Facebookアプリの応用
プログラマ、ミュージシャン。エムロジック株式会社取締役。Movable Typeエンジニア。数々の雑誌・書籍の執筆を手がけるほか、講演活動もこなし、漫画や小説も書きコミケにも出店するマルチな才能の持ち主関根元和(CHEEBOW)さんに、Facebookアプリをわかりやすく解説いただきます。
- せきねもとかず(CHEEBOW) エムロジッ
ク株式会社取締役
http://www.facebook.com/sekine.motokazu
第5章:ウェルカムページ作成
日本のWeb業界で著名なクリエイターの方々に参加いただきました。デザインとアイデアでオリジナリティあふれるファンページを作ってもらい競演していただきます。
- トミモトリエ
http://www.facebook.com/hiniku - ホシナカズキ M-glam
http://www.facebook.com/cazuki - 秋葉秀樹 合同会社かぷっと
http://www.facebook.com/Hidetaro7 - とみたちひろ 合同会社かぷっと
http://www.facebook.com/toooommmmmmmmy - 口田聖子 WebbingStudio
http://www.facebook.com/kuchidas - 坂西裕彰 株式会社SINAP 代表取締役
http://www.facebook.com/imgdive
※SINAPで参加いただきます。 - 山田あかね
http://www.facebook.com/purprin - 阿部淳也 株式会社ワンパク 代表取締役
http://www.facebook.com/firesoul.abe
※ワンパクで参加いただきます。 - 難波田実香 キアズマ
http://www.facebook.com/KIASMA.JP - 石田光平 株式会社ハイパーインターネッツ
http://www.facebook.com/koheiishida - 岩城望(練習生採用)
http://www.facebook.com/nozomui
岩城くんは他の参加者にくらべ、あきらかに力不足ですが、熱い想いを買いました。以下に彼からもらったメッセージを全文掲載します。
岩城です。返信頂きまして、ありがごとうございます。 この募集に応募した動機は、 ・自分の経験不足を克服したいこと ・将来SNSを活用した人の役に立つデザインやサービスを構築したいこと ・インターネットを使って、人の役に立ちたいこと ・その経験を生かした仕事をやりたいこと などです。 私はご指摘の通りかなりの力不足だと思います。 それがわかっていながら、応募してしまいましたが、 それでも前に進んでゆくためには、立ち止まっていても始まらないと思い、 WEBデザイナーを本業とされている方たちの中に飛び込み、少しでも役に立つことで、 自分の自信にもつながってくれると信じて、応募しました。 どんなことでも、採用いただけるというのであれば、ご迷惑をお掛けしないように頑張りますので、 よろしくお願いいたしますm(_ _)m
幸運の女神は後ろ髪がない。だから急いで捕まえろ。僕はこんな熱い若者が大好きです。とはいえスキル不足は一目瞭然ですから、責任をもって本が出るまでビシビシしごきます!
コラム
- 未定(参加者またはどなたかふさわしい方に依頼)
推薦文
-
家入一真さん(ペパボ創業者)交渉中
※お会いした時に口頭でOKもらってます。
◆大まかなスケジュール
- 2月 マイコミ内の営業承認
- 3月 参加者によるMLスタート、コンセンサスワーク
※Googleグループで情報を共有 - 4月 表紙デザイン、ワーキングルール完成
- 5月~6月中旬:執筆期間
※Dlopboxでデータ共有 - 6月中旬~:DTPスタート
- 7月 発行
- 8月 出版記念イベント
◆マーケティングプラン
- CGMマーケティング
著者の方々をはじめソーシャルネットワークの人脈を利用してブログ、Twitter、Facebookで口コミマーケティングを展開します。 - メディアマーケティング
マイコミジャーナルk、MdN Design Interactiveを利用します。 - Amazon
影響力のある方に書評を書いていただくようお願いします。 - イベント
都心の会場を借り50~100名規模でセミナーイベントを開催し、Web担当者の方にも参加いただきたいので1章の方々にも登壇してたいだきます。
◆企画者連絡先
蒲生トシヒロ(GAMO, Toshihiro)
- 有限会社ITプロフェッショナル 代表取締役
- 株式会社日本情報化農業研究所 執行役員(マーケティング担当)
技術を大事にするWebプロデューサー&マーケティングプランナー。本来広告代理店のプランナー&制作ディレクターでありブランディングを最も得意とするが、Web系技術全般に関心があり、自ら手も動かしIAから、HTMLのマークアップ、CMS構築は現役レベル。特にCMS、HTML5、ソーシャルネットワークは全般的に詳しい。Movable Typeは書籍を書くだけでなくイベント運営や講師として全国を回り、SOY CMSやRCMSにはアドバイザーとして関わる。
書籍(今年出版の書籍を含む)
- 2008年04月 Movable Type プロフェッショナル・スタイル MT4.1対応(共著 企画編集・執筆) 毎日コミュニケーションズ
- 2009年 インターネット&Webの必須常識100(共著) ワークスコーポレーション
- 2010年03月 Movable Type 5実践テクニック(共著 企画編集・執筆) ソフトバンククリエイティブ
- 2011年05月(執筆中) Webデザイナー向けガイドブック(共著 企画編集・執筆)A社
- 2011年06月(執筆中) Movable Type 5.1ガイドブック(共著 企画編集・執筆)毎日コミュニケーションズ
- 2011年07月(執筆中) Web担当者向け書籍(共著 企画・執筆) B社
連絡先
- 〒227-0043 横浜市青葉区藤が丘2-38-3 シャルム藤が丘 206
- Phone: 045-972-6159
- iPhone : 090-xxxx-xxxx
- E-mail & iPhone: gam at it-pro.co.jp
- Skype ID: dakinyj53
- Google ID: dakiny
- Blog: http://www.dakiny.com/
- Facebook:: http://www.facebook.com/toshihiro.gamo
- Fanpage: http://www.facebook.com/hippos.jp
- Twitter: http://twitter.com/Dakiny
- Tunblr: http://dakiny.tumblr.com/
#上記マイコミに提出する企画書には出版社、著者名、住所、電話番号をしっかり書いてあります。
上記は出版社に提出する最低限の内容を盛り込んだ企画書です。今後著書を持ちたい方の参考になれば幸いです。
- 目的
- ターゲット
- 仕様
- 内容
- マーケティングプラン
- 企画者連絡先
は必ず入れてください。
独白。ファンページに関心のあるWeb関係者が斉藤徹の名前すら知らない。これが日本のWeb業界の現状だ!
ファンページ、ファンページと大騒ぎしている人間の多くが、斉藤徹さんのブログを読んでないどころか名前も知りません。あきれたことにFacebookの規約すら読んでいなにも関わらず、ファンページを作ろうとしている。これが現在の日本のWeb業界の現状であり、多くのWebクリエイターがいかに意識が低く社会から隔離されているを証明するものです。Webクリエイターの地位が低いのは社会と閉ざされて生きているのも原因ではないでしょうか。
この書籍でWebクリエイターの方々のレイヤーを高めるために、第一章に大元隆志さんを始め、竹村詠美さん、マクラケン直子さん、渡辺泰宏さんの海外事情に詳しいソーシャルネットワークの達人の方々に参加していただきました。
出版社のみなさま。ファンページガイドブックを出そうとお考えのみなさま。こうして企画をオープンにしておりますので、先行してファンページガイドブックを出していただくのは一向にかまいませんが、本を出すのであれば社会に対する責任を考えていただきたく思います。あなた方の出した書籍を購入したクリエイターの輝かしい未来を築き、世の中を変えればそれはそれでとても素晴らしいことです。
「国家とともに」という志がないならば、人ではないのである。
(吉田松陰)
僕は本書を日本を少しでもよい方向に変えるきっかけとして世に送り出したいと決意しています。形になるまでは手抜き一切なしで頑張りますので、応援よろしくお願いします。
2011年1月30日(日)14時57分追記
株式会社ループス・コミュニケーションズの斉藤徹さんが自ら協力を申し出てくれました。巻頭か巻末を飾っていただきます。まだ心臓がバクバク、指の震えが止まりません。協力いただけるみなさんの名前を汚